思うところがあって、いつだったか友達に勧められた洋画家の岡本太郎著『自分の中に毒を持て』を読み直した。
自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間
岡本 太郎
青春出版社
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なにを目標に生きるのか。将来どうしようかなあ。何を指針にして生きようかなあ。 そんな類のことを考えるのが好きで、毎日のようにそれを考えてるんだけど、どうも何かモヤモヤしてるので、モヤモヤを晴らすべくヒントを求めて、この本を読んだら、それはそれはもうグサグサ刺さるわけです。
自分に忠実に生きたいなんて考えるのは、むしろいけない。そんな生き方は安易で、甘えがある。ほんとうに生きていくためには、自分自身と戦わなければだめだ。 自分に忠実だなんて人に限って、自分を大事にして、自分を破ろうとしない。社会的な状況や世間体を考えて自分を守ろうとする。それではダメだ。社会的状況や世間体とも闘う。 アンチである、と同時に自分に対しても闘わなければならない。これはむずかしい。きつい。社会では否定されるだろう。だが、そういうほんとうの生き方を生きることが人生の筋だ。 自分自身の最大の敵は、他人ではなく、自分自身というわけだ。自分をとりまく状況に甘えて、自分をごまかしてしまう。そういう誘惑はしょっちゅうある。だから自分をつっぱなして自分と戦えば、逆に本当に意味での生き方ができる。 誰だって、つい周囲の状況に甘えて生きていくほうが楽だから、厳しさを避けて楽なほうの生き方をしようとする。ほんとうの人生を歩むかどうかの境目はこのときなのだ。 安易な生き方をしたいときは、そんな自分を敵だと思って闘うんだ。例え、結果が思うようにいかなくたっていい。結果が悪くても、自分は筋をつらぬいだんだと思えば、これほど爽やかなことはない。
ゾッとするくらいストイックで、よくある根性論とかじゃなくて、本当に「自分をぶっ壊す」ことを実践してる人が言う言葉の数々。 グサグサ刺さって、この人に比べたら、なんて自分は自分に甘ったるいんだと、嫌になる。 すごい人だけど、「すごいなあ」で終わらせてしまったらもったいない。 すごい人の姿勢から何を学んで、どうしたら良いのか。