だいすけ(@losk926)です。
山暮らしもぼちぼち3年目になりました。

ところで冬の猟期が明けてから、もう2ヶ月ほど経ちましたが、2017年度の猟期からめでたく銃猟デビューできました。念願の。すごーーーーーく嬉しいことでした。

猟のスタイルは「巻狩り」といって、猟犬を使った猟になります。

 

 

「巻狩り」をざっくり説明すると…

自分が住む場所は京都だけど、豪雪地帯。此処では山から出てきた鹿が、道路を横断する際に足跡を残しています。

鹿が出ていったところではなく、鹿が山へ入っていったところへ目をつける、目ざとくね。

そこに犬を放して、犬が鹿の臭いをキャッチして追いかけた先で鹿を見つけて、食い殺さんとばかりに追いかける。

山の中を逃げ回る鹿も、やっぱり走りやすいところを突っ走るので、だいたい逃走ルートが決まっているのです。

その鹿が逃げてくるルートを先読みして、待ち伏せする。鹿が来たら、撃つ。

巻狩りについてざっくり言うとしたら、こんな感じですね。

やっぱり猟ってすごく難しい。初めたばっかりの自分なんて、鹿がどう来るかはもちろん、そもそも鉄砲の扱いすら慣れてない。

でも最終的に20数頭は撃てた猟期でした。

そんな初めての猟期が終わって、どうしたら最速で猟がうまくなるか、1年目猟期が終わったこのタイミングで書いていきます。

あくまで自分の場合ですが、結構汎用性は高い考え方なんじゃないですかね〜ってことを3つ、挙げてみます。

1.待ち場での"超"念入りなシュミレーション

走り回る鹿が通過しそうで、且つ比較的獲物を狙いやすく、撃ちやすいところで、鹿を迎え撃つ"待ち場"。

その近辺をよく見ると、鹿の足跡があるんですよね。あっちにも、こっちにも。

その足跡から、いったい鹿がどこからやってきて、どの方向へ逃げていくのか。

自分が鹿だったらどう走りたいと思うか。

逃げるとしたら、どれくらいのパターンがありそうか。

これをひたすら考えることによって、「予想外のところから鹿が来た」ということを極力減らすために、念入りにシュミレーションがすること。

これ、超絶大事です。

獲れない人ほど、「予想外のところから獲物がきた」と話す人は多いんじゃないかな、って素人ながらに思う。

予想外をゼロにすることはできないけれど、獲れる人は、できるだけ鹿が逃げるルートを想定内にしています。だから外さない。

獲物が自分の待ち場に来るまでには、少し時間がある。その間はずっとシュミレーションをし続ける。

そうして、少しずつ鹿が逃げるルートがだんだんと読めてくるようになりました。

猟場へ行けば行くほど、その精度は上がると確信してる。

2.地形を覚えろ

山の中に入ったり、その待ちに入ったりした時に、その場所・地形を記憶するのが大事だなあという話です。

大きな山なのか、小さな山なのか。雑木林なのか、杉林なのか。

鹿は通るけど、ヤブが多くて鉄砲は撃ちづらいのか、比較的視界が開けているのか。

すごい崖だったり岩場で、鹿は決して通らないであろう場所も、獣害対策でネットで囲われていて、鹿が絶対出てこない場所があるということも、ちゃーんと覚えておくこと。

「ここからだけは絶対ない」というのがわかっていれば、選択肢として除外できる。

鹿が来て撃てるチャンスは、数秒の間だけ。

そんな一瞬を争う勝負が猟だとするならば、余計な選択肢は元から無いにこしたことはない。

 

3.猟の度に、復習せよ

先輩猟師が「これだけは絶対にしとけ」と教えられたことだけど、やって良かったと心の底から思ってる。

銃の技術も獣の動きを先読みする力もすば抜けてるその先輩は、猟歴もうすぐ10年目になるけど未だに毎度、ノートに記録しているらしい。

僕自身、それに倣ってこんな感じでノートを付けていた。

◆国土地理院のサイトから猟場の地図を出して、印刷。猟場の名前・谷の名前・よく行く待ち場の場所、といった基本的な項目を記録した。

◆犬にGPSを付けているので、猟が終わった後は軌跡が残っている。犬を山の中へ離した場所、そこから犬がどういう軌跡を描いていたかを、上述した地図に書く。

毎回それをしていると、犬が鹿を見つけるまでの探してる軌跡、見つけて走り出した軌跡が、だんだんわかるようになる。そうすると、鹿が好んで潜む場所もわかってくる。それを認識することは、猟に置いては大きな武器になる。

◆全く同じパターンになる猟はほとんどない。だからこそ、猟場自体は同じでも、毎回自分にとっては新規の情報となる。

今期、30〜40回近くは出猟したけど、毎日猟だけ生きてるわけでもないから、どうしても忘れていったり情報・記憶が混濁してくる。

その日の天気・雪の有無、新雪か固まってきた雪か、浅い雪なのか深い雪なのか、使った犬、自分がどこで待っていたか、鹿を見たのか見てないのか、そこは撃ちやすかったか、別の場所を探すべきだったか、とかとか。

そういう記録さえ取っておけば、「そういえば、、、」と思い出しやすい(個人的には)。記録・復習が、最も猟の記憶の定着、結果として猟の上達に貢献してくれたとすごい思ってる。

 

 

高橋 大介さん(@losk926)がシェアした投稿 -2018年 2月月2日午前2時09分PST

まとめ

ひたすら山を歩いて、身体にもノートにも猟の情報を深く強く染み込ませろ、っていう話だね。

単純だけど、結局地道にがんばって努力することが上達の近道だと思うのですよ、何にでも言えることだけど。

狩猟の世界は奥深い。どんな形であれ、生涯続けたいなあと思えることのひとつです。